2023 0317

 悪い方向というか、「なるようになって壊れてしまえ。」と不安とか絶望(あんまりこの単語は好きじゃ無い)のやりたいようにやらせても上手く行くはずが無い。それが本当の絶望を生む。そこをなんとか堪える。踏みとどまる。希望(この単語も好きで無い)は手作りで生み出すしかない。編むしかない。本当に自分1人でしか編めない。代わりに編んで貰ったものでは寒さに持ちこたえられない。1人だ。沢山の人の只中で本当に1人だ。驚くほどに1人だ。比喩のしようが無いくらい1人だ。何かがあるから踏み留まることが出来るわけではない。踏みとどまるという行為でしか踏みとどまることはできない。擲つことは簡単だ。ただ死ぬのは難しい。たぶん出来ない。親は、今の面倒臭さに安住していて、僕は僕自身が馬鹿みたいに思えてそれが切ない。この前公園で、それまで弄っていた携帯から顔を挙げ、声をあげてボール遊びに興じる娘を見る母親がいた。その笑った目線は娘に注がれていて、その横顔は2人の関係を余すこと無く僕に伝えた。社員旅行を休む旨をメールに入れた。「アイツ来なかった。」と周りから思われるのを、きっと自分は気にするんだろう。情けないな。それに苦しむのを受け入れるしかない。そうなる選択をしたのだから。周りからの目を気にして職場で過すのか、旅行を我慢で過すのかの2つに1つだ。単純で残酷だ。それで、前者を選んだ。それだけだ。自分の意思表示に僕は癒やされた。「あなた方 ーもっと言えば組織の醸すものにー 休みを返上してまで触れあいたくないです。」と言っているようなものだ。全身で表現したつもりだ。社内でどう受け取られるか分からないが、これはきっと小さい問題ではない。新入社員が旅行に来ないのだ!そのことの影響を、こちらが考慮する必要は最早無いだろう。これまで黙殺されてきたんだ。こちらが1回や2回、見向きもしないで切ったところで組織はビクともしない。それに別に社内旅行に行こうが行かまいが、会社の利益に何も関係ない。そう考えるのは短絡か。確かに、キャンセルの都合はあるだろう。そこだけが業務を増やして申し訳ない。あぁ何だか申し訳なくなってきた。これまで急にキャンセルをして迷惑を掛けてきた。じゃあ、最初から社内旅行には行かない!と言えたか、いや、言えなかった筈だ。迷惑を掛けて休む。申し訳ない。休む。その2つだ。約束を取り付けた友人に、これをやってはダメだ。会社だからこんな軽薄で白々しいことができるんだ。やってしまえるんだ。酷いことに変わりないが、反省もできない。友人には、もうできない。そこには反省がある。