2023 0611

 起きると11時前だった。普段は、日曜日であっても7時には目が覚める。昨日お酒を飲んだからだと思う。やっぱりお酒は難しい。考え込んで袋小路になってしまうことからは、上手く逃がしてくれることには助けられている。だけれど、飲んだ日は必要以上に寝てしまう。とりあえず勢いをつけて起き上がった。1階に降りて誰もいないリビングで、朝食を済ませてからテレビでyoutubeを点けてウダウダした。12時をまわってから鶏の世話をしに家を出た。道中は、漫画家の山本直樹が出演しているラジオの録画をyoutubeで聞いた。赤色軍と革命者連盟が起こした浅間山荘事件を題材にした漫画である『レッド』が題材だった。面白かった。久しぶりにわき上がってくるものがあった。知りたかったことを知ることができそうな感触があった。もう一回聞こうと思う。

<memo>

  • https://youtu.be/RPZjgIzSTZM
  • 収録の中で山本は、「主義や主張、原理に基づいて生きてしまうことで(「言葉の暴走」と山本は語っていた)自分の命が軽くなってしまう。自分の命が軽くなると他人の命まで軽くなってしまう」と言っていた。
  • 主義や主張、原理に基づいて生きてしまうことで自分の限界を無視してしまう。
  • 真面目だからこそ、そこにコミットしすぎてしまい環境と距離をおくことが出来なくなってしまったのではないか。事件を通して生き残った人間と死んでしまった人間の境はそこにあったんじゃないかみたいな話もあった。
  • 森達也「主語が複数になると、述語が暴走する。」
  • 僕も生きることと言葉みたいものを一致させようとしていた時期があった。今もそうかもしれない。大学4年で東千茅の本を読んでから「直接性」がホットワードに据えられた気がする。これも既存の格好のいい語り口があって、それに生き方を沿わせようとしただけだったのかもしれない。内田樹がブログで、生身の身体を持つということは、怪我や病気、疲労に耐えず曝されることであり、そうした脆弱である生身を有しているからこそ、イデオロギーの暴走に歯止めをかけることが可能なのである。って言っていたのを思い出した。内田樹の言う「イデオロギーの暴走」は、山本の言う「言葉の暴走」と言い換えることができると思う。
  • あとは、山本が赤色軍と革命者連盟から逃げ出した人にも注目したいと言っていた。
  • 逃げるというのは、もの凄く力を使う行為だと話していた。大学の部活を辞めたし、鳥取からも軽バン一台で逃げてきた(逃げたという自覚が凄くある)自分自身と山本の発言は響き合うものがあった。
  • あとは、ここらへんももう一回聞いてもいいかも。https://youtu.be/1dKuWEs1hDA