2023 0814

 11時から、駅前のかごの屋で父方の親族の集まりがあった。父の弟の子ども達--つまり従兄弟—の風貌が、1年ほど会わないうちに幼児のそれではなくなっていた。妹の方は、身体に骨があることを思わせるようになっていて、兄の方は肉が目立つようになった。腹が出て、目は細くなっていた。息子のことを「肥満だ。」と叔父は言った。「成長と共に締まってきますよ多分。」と、叔父と叔母の座る方向に言っておいた。周りの大人は就職した僕に、仕事の内容を聞いてきたり、名刺を欲しいと言ってきたりした。悪い気はしなかった。返答に困るようなことを言ってこなかったからだ。従兄弟の兄の方と、あっち向いてほいをした。大体のことは、ぎくしゃくしてしまうのに、子どもと遊ぶのは卒なく出来る。子どもを楽しませることが上手いというより、「子どもと接する」という社会的なパッケージに合致する振る舞いを、卒なくこなすことが出来ると言う方が正しい。子どもの頭に、自然に手を持っていくことができる。理由は分からない。タッチパネルで頼んだ料理が、次々と運ばれてくる。頼んだものが親族内の別の席で食べられていたり、頼んでもいないものが自分のところに運ばれてきたりする。なんせ12人もいて、それぞれ好きなものを注文する。寿司なんかは同じ皿に乗って運ばれてきたりするわけだから、仕方が無い。従兄弟に好きなものを食べさせるべく叔父と叔母は、「それこっちに頂戴。」と絶え間なく主張していた。最後に、皿や箸の散乱した座卓を前にして集合し、店員さんに写真を撮って貰った。全部が恥ずかしかった。叔父の「この後予定は?」に「昼寝です。」と言った。じゃないと、従兄弟と遊ぶ羽目になっていた。家に戻り、宣言通り昼寝をした。その後、コメダ珈琲に行き作業をした。夜はトシ君と電話をした。