人がまた辞める。来月の10日に辞めるらしい。会社の夏期休業は８月11日から16日にあるから、休みが明けたらその人はいない。その人には、小さい子供が２人いる。しばらく家に母親がいてくれるのは子どもにとっては嬉しいだろうと思う。こうも人が続々と辞めていくと、個人個人に特有の理由はあれど、職場の何が引き金になっているのか気になる。土曜日が休みでないことと、同部署の先輩が鼻くそを食べること、主語が無いから聞き返す必要のある上司の指示は気に食わないものの、辞めようと思うまでには至らない。眉を陰らせて、このまま帰りたいと思うのは日課だけれど。言うなれば、今の僕は「様子見」をしている最中だ。
