2023 0528

①急にギターを買ったり、ふらっと行ったことの無い場所に行くことは自分にとって可能性の追求だった。何か見つけられるかもしれないという期待があったし、見つけられなくても自分を変容させる契機になればと思って外に出ていた。いわば、「ワンチャンス」が転がっていることに期待して色んな場に身を投げていた。自分に合っている何かに当ればいいということが前提にあった。そうした行動には、努力の集積だとか何かに時間を費やしてみるといったことが欠落していた。だから、本を読んで文章を書いた。今度は、それが外に出なくていいことの言い訳になっていた。「俺は本を読んで自分の言葉を綴っているからそれでいいんだ。」と自分を固めている。人の輪に入ることについての課題とかモヤモヤを、放置したまま鳥取から帰ってきてしまったのもあるのかもしれない。傷つかずにいようとして、分かる範囲の人としか関わろうとしていない。全身で生きることを辞めて出来合の観念に縋りついているだけだ。

②スーツと部屋着でしか平日を過していない。それはつまり、職場と自宅の行き来を意味している。昨日と今日は家から出ずに部屋着だった。外に着ていきたい服が無いというのもある。今まで気に入って着ていたものたちが、急に力なく見えてきたからだ。服に力を貰ってきた人間だから、服に頼らせてもらおうと思う。

③物事には時間がかかる。イライラするし焦る。