2023 0322

 23歳になった。心地よく生きることが今は出来ていない。心に余白もない。それが原因なのか、本が読めなくなった。もともと一冊を読みきることさえ稀だ。ここ数日、文字さえ追いかけられなくなっている。自分の心地よさを諦める必要はないし、一気に全てを投げ出さなくてもいい。気に入っている冬服みたいに季節が来るまで綺麗に畳んで仕舞っておくイメージでいようと思う。これまでの全部、間違っていたなんて思わなくていいよと自分に声をかけている。調整しつづければいい。鳥取を離れることに理由なんてない。自分にとって居心地が悪かっただけだ。出て行く理由を口に出して伝えようと、言葉を探した。どれも理由にはなるだろうけれど、どれもこの情動に合致していなかった。友人がブログに「どんな一日を過そうとも、今日もよく生きたと自分を労うようにしている。」と書いてあった覚えがある。

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------

  「未来はひとりひとりの手作りの希望からしか生まれない。」

                          谷川俊太郎(詩人)