公園で昼食を取る。公園には14人いた。「木漏れ日が自分にさしてきた。」だとか、「お気に入りにベンチが空いていた。」といった自分のイメージを一旦脇に置いて、公園そのものを見ることをした。単に公園にいるもの、あるものを素描する。タバコを2本吸って、その吸い殻を落ち葉の入ったビニール袋に捨てて帰るサラリーマン。日傘が刺さったママチャリを止めて、木陰で喫煙する女。その近くで読書をする男。7匹の鳩。珍しく、このブログのアプリに通知が来ていた。見ると、読者が1人増えていた。何を読んで、どう思ってフォローしたのか、そもそもどうやってこのブログを見つけてきたのか分からない。画面をスクロールして、自分が書いた過去の日記を見る。日付の振り間違いに気づいた。帰ってきてテレビの前にいた母親に、公園にいた鳩のことを話した。枯葉を踏んだ鳩の鳴らした音のことを話した。
