2023 0418

 仕事をはじめた。何も会社の利益になっていないにも関わらず、来月の25日には給料が入ってくる。続けていたら、要点や勘所を掴んでいくんだと思う。今日は何度も自分がスキーを始めたときのことを思い出した。

 

 スキー板に乗れなくて、転けるしか止まる方法を知らなかった時のことを思い出した。人と交わす言葉は、労働のための言葉だ。契約や金額、日時といった自分がいなくても交わされる言葉である。自分だけの言葉を開発しなきゃいけない。仕事をしていると新聞記者のような側面が強く求められる。5W1Hを基本に報告、連絡、相談をぬかりなく正確に伝えることが必要とされる。だからこそ、自分のなかの詩人の側面を守ってあげないといけない。夕焼けが綺麗だとか、朝の冷たい空気が身体に入ってくるだとかを無駄とか思わないようにしたい。あと、朝の7時に家を出て夕方の7時に家に帰ることができないなんて異常事態だからなと資本主義に言いたい。月曜から金曜までフルタイムの労働をしている時点で、異常である。ラッパーのウーピーボムが、SEEDAからキングニートと言われていた。ぼくは何不自由なく生きてきて、バイトも真剣にせず、奨学金もなしで大学を出た。寝る。

 

 緊張、頭の疲労、鬱屈感を砂糖の力ではじき飛ばす。帰ってきて、クッキーを10枚食べた。鬼滅の刃を見ながら食べた。お金は欲しい。やっていくなかで、仕事の見え方とか自分の感じることは変わってくると思う。だけれど、労働にそこまで期待を寄せていない。正社員という社会的な地位と食べていくためのお金を得ることができるという、代えがたい恩恵に与ることができるから、今の生活を選んだ。自分から逃げて社会に逃げ込ませて頂いている。標準語を使うときの言葉の立ち上がり方(立ち上がりって言葉であってるのかな)と関西弁を使うときの言葉の立ち上がり方が違う。引き出されるテンションも違う。関西弁はテン、てきションのフォーマットがあるから適当に喋っても大丈夫な安心感がある。「知らんけど」も関西弁だから生まれた言葉なきがする。標準語は、言葉にエッジがあって、レゴブロックみたく重ねていけるし、事物や現象を説明する際に使いやすいと思う。標準語使用の感覚で関西弁を扱えたり、関西弁の感覚で標準語を使えると面白いかも。前者は、できそうな感覚があるけれど後者ができれば、鳥取でもう少し暮らせていたかもしれないな。