2023 0311

同居人の咳き込む声で7時に1度目が覚めた。暖房をつけたまま寝ているからだ。10時過ぎ、2度寝から起きて携帯を触り、しばらくしてスーパーへ徒歩で向かった。道中でユニクロのフリースを脱いでロンTになった。女子生徒が3人で1つのベンチに腰掛けて談笑していた。気温を気にせず外で過ごせる季節になった。このひねくれた性根をもってしても、仮借ないやさしさを前にほころんでしまう。春はすごい。わたしは、人の輪に飛び込むことが苦手だ。ちょうど、大縄飛びの回る輪に飛びこむタイミングが分からないのと似ている。飛べるタイミングを窺うこともしなくなった。大縄飛び自体に参加していない。最近よく話すようになった人に「可哀想な奴だと思っていた。」と言われた。言われて嫌な気持ちに不思議とならなかった。自己疎外の気持ちよさがあったからだと思う。