2023 0314

 父親と夕飯に行く。王寺町役場の向かいにある寿司屋で集合した。運転のある僕は、ノンアルのオールフリーを頼んで父親はビールを注文。手羽先にかける胡椒の量を店員に聞かれたので、「普通で。」と応えると、「キツめか弱目しか無いんです」と言われた。会計を済ませて、駐車場に向かうまでの道で、「ノンアルでも満足やわ。ビールやわ。ほぼビールやと思う。」に対して父親は、「1杯目が普通のビールで、その次ノンアル飲むと全然物足りないへんで。」と言った。母が奈良に帰ってくるのは土曜日で、それまで父と僕の2人だ。

2023 0209

 昼休みに会社近くのいつもの公園。空と建物を分けるような冬の張り詰めた光でなくて、温度がある光が射している。射すというよりも、もっと柔らかい。空は抜けるように広がっていて、西に向かって飛行機雲が伸びている。景色を形作る一つ一つが、互いに溶け合い纏まりがある。ひとつの季節が終わろうとしている。

2023 0207

 ガルシア=マルケスの『百年の孤独』が届く。新潮社から出ている。ハードカバーで、装丁は、『動物殺しの民族誌』に似ている。ひと段落が、見開き1ページを使う位ある。毎晩寝る前に、ひと段落ずつ読むことにした。一昨日と昨日で、合計2段落読んだ。作中の舞台であるマコンドでは「百年」のうち、1年が過ぎた。昨日は読んでいて、笑ってしまった。

2023 0206

 先週の土曜日に、結婚式用のムービーに使うメッセージ動画を友人と撮った。カラオケの長椅子に隣り合って座り、吉田拓郎の曲をBGMにして「おめでとうございます。」とテーブルに置いたiPhoneのカメラに向かって言った。その動画の背景に映っているエアコンを隠し、動画の長短を調整したものが今晩、友人から送られてきた。

2023 0205

 仕事帰りに、少し寄り道をした。職場の最寄駅から一駅乗って、天王寺近鉄百貨店2階にある無印良品に行った。リングノート2冊、糸綴じノート3冊、「らくがき帳」1冊の合計6冊買った。エクセルで作り、プリンターで打ち出したカレンダーを貼るノートが、欲しかった。自分でカレンダーを作るのは楽しい。皆もやるといい。手書きでもいい。線を引いて枠の中に日付を入れる。表として立ち上がったそれに、予定を書き込む。その日に会う人、行く場所、時間を入れる。1カ月という塊が自分の前に現れる。

2023 0203

 スーツの左ポケットからLINE電話の音がした。ポケットに手を突っ込んで画面を見る。友達のYからだった。その時、自分はデスクにいたから電話を一度切った。すぐ外に出て電話を掛け直した。Yは、「まだ仕事辞めてなかったん?辞めてると思って電話したわ。」と言った。僕は笑った。志も何も無いけれど今日も働いた。