2023 0307

 散髪をした。4ヶ月ぶりに同じ人に切ってもらった。前回は黒染めをして貰い、今回はカットをして貰った。帰りに、レジで会員証を出した。「あっ前は10月だったんですね。」と言われた。「今日が誕生日なんですよ。」と前に言われたことを思い出し、去年の10月22日の日記を確認した。「王寺駅近くの美容室に行き、黒染めをした。担当してくれた人が、市販のブリーチ剤は髪が傷むから自分でやらずに、店でやった方がいいと教えてくれた。その人は、今日が24歳の誕生日だということも教えくれた。」と書いてあった。

 午後から電車に乗って面接に言った。サイズにゆとりのある服を着たときの身体の構えというか振る舞いには馴染みがあるけれど、スーツは馴染んでこない。というか単に慣れていない。肩が落ちていて柔らかい素材の服ばかり持っている。スーツを着ると、急にワルイージを身に纏っている心持ちになる。帰りに、ちくま日本文学『川端康成』を買った。川端作品の伊訳をつとめた須賀敦子が、巻末に文章を寄せていた。須賀のエピソードは、『悲しみの秘儀』でも言及されていた。そのことを思い出せたことにビックリした。