2023 0808

 今日の朝、電車で大学時代の友人に会った。「どう忙しい?」と聞かれ、自分が忙しいかどうかピンと来ていなかったから「どうだろ」と一言置いて、相手に何時上がりかを聞いた。彼は「残業しないタイプだから17時半とかにあがってるよ」と言った。それを聞いて、「じゃあもしかしたら忙しいのかも」と言っておいた。彼は病院に勤めているらしい。これは何故か分からないけれど、僕は彼が勤める病院に行ったことがあると嘘をついた。この社会には、17時半に帰ることができる職があるじゃんかと思った。サラリーマンの生き方というのは、定時を踏みにじり続ける営みだと思っていたけれど、そうでもないのかもしれない。「今の仕事を辞めて大学院に行く」と言葉にしてみたときに、どこかつっかえがあった。正体が少し見えた気がしている。というのも、大学院進学は、逃げるためのの口実として用いられているからだ。今の職場から逃げて進学をしても、その進学先においても都合が悪くなれば何か理由をつけて逃げるだろうと簡単に予想できてしまうからだ。